(牛道川の流れ) |
5月3日 智奈洞谷
今回は、フライVSテンカラの巻。
フライは、もちろん私。テンカラは知り合いのNさん。共にキャリアは約10年の中堅です。
Nさんの釣り方は、サオいっぱいのレベルライン&リーダーでフォルスキャストも無しに
ポンポンと釣っていきます。私は割としつこく、ドライとニンフで攻めました。
約2時間の対決の結果は、テンカラの圧勝。フライ0匹に対しテンカラは5匹。
先に私がフライを何度も流したポイントを、テンカラで一発で釣り上げるんだから
これは、もう、あきれてしまう。
しかも、今回釣った区間は、1時間ほど前に別のフライマンが釣った後の所。
(この日は、取水堰上流が増水してたので、下流に釣り人が集中した)
テンカラってすごいね。
フライマンの言い訳:私のニンフを咥えたアマゴは、テンカラ師の釣ったアマゴより
2まわり大きかった。でもバレたんだよね。それに私、まだまだ修行不足だし・・。
5月4日 オンボ谷
今日、水没しました。
「この石、滑りそうだなー」と思って足を踏み出したら、やっぱり滑った。
そして私は、仰向けに大の字の格好で、ゆっくりと水没していきました。
下半身はウェイダーの中の空気のおかげでポッカリ水面にあるんですが
上半身は、完全に水の中。「ポコポコポコ」と水の流れ落ちる音だけが聞こえましたよ。
私は諦めて、数秒間じっとしながら(底に手が着くのを待つ意味もある)考えました。
「ああ、やっちまった。誰も見てないだろうな。恥ずかしいな。そういえば、胸ポケット
にデジカメが入ってたな。壊れたかな。壊れたよな〜。5万円もしたのに。」
まあ、コケた所は水深60cm程の淀みだったので、そんなゆとりがあったんだけど
これが流れの中だったりしたかと思うと、ゾッとしますね。
その後、上着を脱いで、Tシャツを絞って、さすがにズボンは脱がなかったけれど
(パンツも濡れてる)釣りを続けました。これも釣り人のサガ。いやですネ〜。
でも、30分もすると寒くなってきて、カゼをひくのもバカバカしいので退散しました。
この日の釣果は、15cmアマゴを1匹。最悪の一日でした。
水没したデジカメ:やっぱり動かなくなったデジカメをカメラ店に持って行ったら、即座に
「直りません」と言われてしまった。仕方ないから、自分で分解して(カバーを外す程度)
水分を吸い取って、コタツで乾かして、それで次の日組み立てたところ、なんと
正常に動くようになった。ワシの技術は、カメラ屋のオヤジより上だ!!
5月12日 温見川〜熊河川
温見川は、フラットな流れ。堰堤が川に変化を付けてると言う、ちょっと変な川。
熊河川は、藪沢。温見川が増水の時の逃げ道。
ただ、今回は、両川とも、まだまだ雪代が多くて、芳しくありませんでした。
釣果は、イワナ1匹のみ。貧果に終わってしまいました。
その他の成果は、下のタラの芽。山菜まっさかりです。
途中、岡山から来たというフライマンと出会いました。
彼:「釣れますかー」
私:「釣れませんねー。そちらはどうですか」
彼:「いやー、釣れませんねー。水が多いですからねー」
私:「そうですねー。なかなか難しいですねー」
私は、こんなふうに、川で会った釣り人と慰めあうのが、大好きです。
しばらく話してるうちに、私の竿を見て、どこのロッドかと聞いてくれました。
だから「いや、これ自作なんです」なんて謙虚そうに(本当は自慢したい)答えましたよ。
そしたら、自作してる人に初めて会った、とか、竿を振らしてくれ、とか、火入れは、
どうしてるのか、とか、色々聞いてくれました。うれしかったですねー。
みなさん、人の竿は、どんどん誉めましょう。そして、私の竿も、どんどん誉めてネ。
5月13日 牛道川
晴天。水位はやや渇水か。
12時位に入渓点へ行ったところ、釣り人の車が1台止まっていました。
中をのぞくと、毛布があって、多分、ここで仮眠して、朝入渓したようです。
それで私は、かまわず入渓。
最初のポイントで18cmほどのアマゴがドライフライにでました。
「今日は爆釣かな?」なんて思ったのがいけなかったのか、その後サッパリ。
1時間くらいはなにも釣れませんでした。
それでウェットに変更。これがよかった。
イワナ中心だけど、けっこう出てくれました。まあ、バラシや、フッキングできなかった
魚もあったけど、十分楽しめましたよ。
釣果は、アマゴ4匹とイワナ6匹ほどか。
ウェットフライの釣りって、なんだかテンカラみたいですね。
もしも11ftの#3ロッドがはやったら、テンカラ師は居なくなってしまいますよ。
下の写真は、朱点が4つしか無かったアマゴ。
5月19日 向小駄良川〜御母衣湖
向小駄良川は渇水。両面護岸のなさけない川。
でも、堰堤の下を覗くと、9寸クラスのアマゴが見えました。
それで竿を出さないわけもいかず、ついつい、釣り支度をしました。
ただし、この川、その他のポイントは全くダメ。小アマゴしか出てくれません。
まあ、水が出れば多少は釣れそうだけれど、全くもって釣趣に欠けます。
それで堰堤下。まず1投目で22cmのアマゴ。
数投目で、23cmのアマゴ。そして、また数投で20cmのあまご。
すべて体高があって、とてもおいしそう。(本流から上ってきたのかな)
でも、最初に見た9寸アマゴは釣れませんでした。こいつは次回のお楽しみかな。
下の写真は、23cmアマゴ。今期最長です。
午後からは、臼田船長と一緒に、御母衣湖でトローリング。
そして釣れたのが、下の写真。なんと41cmのサクラマス。
フライもおもしろいけど、トローリングもすごい。なんたって、魚がデカイ!
でも、やっぱり、フライもおもしろいし・・・。う〜ん。
5月20日 林谷
天気は晴天。水位はやや渇水と、まさしく林谷日より。
まず、林道の状況を説明しますと、上流手前、2箇所で工事中。
平日だと、多分通れません。(今日は日曜なので通れました)
ただし、道そのものはしっかりしてるので、林道工事も、すぐ終わることでしょう。
さて、釣果ですが・・・。
イワナとアマゴ、15cmを各1匹。なんとも情けない結果でした。う〜ん。
魚のお腹の中は、小さなニンフと、これまた小さなテレストリアル。
フライには、まだちょっと早いのかな?
でも、魚は結構見えたし、いつもの水溜りには尺アマゴ?も居たし(フライを投げたら、
アッというまに、岩穴に潜ってしまった)いい川なんだけどネ〜。
次回の林谷に期待します。
5月26日 庄川・六厩川
庄川上流は、釣り人と山菜採りがいっぱい居ます。
天気は薄曇。水位はやや渇水か。
釣果は・・・。イワナとアマゴ15cmを各1匹。先週の林谷と同じ。
魚が見えるけど釣れない。警戒心が強すぎますね。
淵でライズしてる魚が、竿を振り上げただけで逃げていってしまう。
これじゃあフライで釣るのは、難しいですね。
その後、六厩川。
2年ぶりのこの川は、ずいぶんと埋まってます。
ただでさえタラタラな川なのに、益々平べったい川になっていました。
ゲートの向こうはどうなったかな?(この日はゲートのこっちを釣った)
それで釣果ですが、ここは小型ながら、割と出てくれました。
15〜20cmのアマゴが7〜8匹釣れたかな。
変な川になったおかげで釣り人が少なくなったのかな。この川の魚には、
全く警戒心は感じませんでしたよ。水が出れば、大きな魚も期待できそう。
夕マズメは庄川バックウォーター。そこで来たのが下の写真。
なんと70cmオーバーのコイ!。こいつは引いた!!。